相良村子ども読書活動推進計画(第三次)について
この計画は、「子どもの読書活動の推進に関する法律」(平成13年法律第154号)第9条第2項の規定に
基づき、平成31年3月に相良村が策定しました。
1.はじめに
目的
子どもの読書活動は、子どもが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないものです。
子どもたちの成長に応じ、読書のきっかけづくりから読書習慣の確立に至るまで、家庭・学校・地域がそれぞれの役割を果たしつつ相互に連携して読書環境を整備し、読書の重要性を地域に周知することを目的とします。
期間
平成31年度から令和5年度までの5年間です。
2.これまでの相良村子どもの読書活動の成果と課題
成果
1.学校図書館に図書館司書を配置し、学校図書館活動の充実に努めているので、児童生徒が
学校図書館をよく利用しています。
2.村では、読書のきっかけづくりの一つとして、新生児7ヶ月育児学 級時に読み聞かせを
実施し、絵本をプレゼントしています(ブックスタート)。
また、ちゃちゃクラブでもお話し会とブックトークを行っています。
課題
1.本を提供する落ち着いた場が確保されていません。
3.相良村が重点的に取り組んでいくこと
1.就学前の子どもたちへの読書環境の整備
子どもたちは、小さい頃から読み聞かせをしてもらっていると本に親しみやすくなります。家庭・保育園・幼児園において、読書環境が整備されるように促します。
2.学校図書館の充実と活用
村内の小学生・中学生は、1日の大半を学校で過ごします。小学生・中学生の読書活動推進の中心的な役割を担うのは学校図書館です。村は、学校図書館に今後も図書館司書を配置し、図書館活動の充実に努めます。
3.家庭における子どもの読書離れの改善
保護者の多くが、子どもの読書離れを改善するためには、小さい時からの本の読み聞かせが大切だと考えています。家庭での読書環境が整備されるように促します。
4.子どもの読書活動推進のための具体的な取り組み
1.就学前の子どもへの取り組み
・新生児7ヶ月育児学級時のブックスタートを継続します。
・村内全ての保育所・幼児園において、県立図書館の子ども文庫等を活用し、図書スペースの確保と
図書が充実されるよう促します。
・本の読み聞かせ等の絵本に親しみを持つような活動が継続されるように促します。
2.通学期の子どもへの取り組み
・学校図書館において、図書の計画的な整備と、利用しやすい図書館環境整備を支援します。
・各学校図書館の連携・協力体制を充実し、学校図書館の活用に対する教職員の協力体制の確立を
促します。
・村内各学校において、読書習慣確立のために朝の読書の実践を奨励します。
3.家庭・地域における取り組み
・多くの保護者や地域住民が集まる機会や広報誌を利用して、子どもの読書活動の重要性についての
理解の促進を図ります。
・読書を通して、家族のふれあいの時間を確保するために家庭読書の日を設定し、推進します。
・相良村の「おすすめ100冊の本」リストの活用を促します。
5.子どもの読書活動推進体制の整備及び啓発広報等
・本村全体で子どもの読書活動を推進し、村・保育関係者・学校関係者等の連携を深めるため、
相良村子ども読書活動推進連絡協議会を開催し、定期的に計画の進捗状況を把握するとともに、
意見交換を行って計画の効果的な推進を図ります。
・地域での読書ボランティア等の子どもの読書活動に関する取り組みを支援します。
・広報さがら等を活用し、子どもの読書活動推進に関する事業の啓発に努めます。
補足:なお、これらの活動については、「肥後っ子いきいき読書プラン〜熊本県子どもの読書活動推進
計画(第四次)〜」の目標に沿って取り組んでいくものとします。
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